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zoom RSS 長井龍雪監督は損していると思う

<<   作成日時 : 2012/04/18 18:51   >>

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『あの日見た花の名前を僕等はまだ知らない』のライセンスがなかなか決まらなくて、どうなっているかと思っていました。今年3月29日に発表済です。北米のライセンスはNIS(日本一ソフトウェアの米子会社)、発売予定は7月です。

NIS(あるいはNISA)は2010年から北米でアニメのライセンス販売を始めました。正直言うと……言ってもいいですかね、「売れるものも売れない」になりがちです。

・BD/DVDのセット販売をよくやる
日本でもありますが、誰得?です。高いし、無意味です。

・字幕版のみ
コアなファンは日本語音声/字幕を好むと言われるけど、実際には売れない。無料の公式配信は字幕のみ、ファンサブが出回りやすいせいか、字幕版のみに金を落とさない傾向が強い。過去に字幕版を先行発売した事業者も、最近はやらない。

NISの初リリース作品は『とらドラ!』です。丁寧な描写が高い評価を得て、ファニメーションが狙っていたという噂もありました。

結局、NISに決まり、結果は微妙です。吹替えがなかったことが大きいと思います。イベントでプロモーションするチャンスが減るからです。

日本のスタッフや声優を呼べるのはアニメ・エクスポなど、大規模なイベントだけです。でも北米、とくに米国は小さなイベントが多いです。12月20日頃〜1月5日頃までのホリデーシーズン以外、週末はどこかで開かれています。

地方都市の小規模なイベントには、日本からゲストを呼ぶ予算はありません。北米のボイスアクターは国内出張の感覚だし、通訳がいらない。日本と同じようにチラシを配ったり、DVDを積み上げたブースでサインします。

SFやアメコミでも、各地でファンダムが形成されています。日本アニメが本格的に進出する前からです。nerd(おたく)のファンダム・モデルに日本のアニメはうまく乗れた。

米国は「おらが町に来ないもんは関係ねぇ」と言わんばかりに無関心になるところが多分にあります。音楽も、地獄のような全米ツアーを経験せずに売れるアーティストは稀ですね。

『とらドラ!』が人気や評価に見合う成功に至らなかったのは、売る側の問題です。今となっては……長井龍雪監督が気の毒になります。1作ならともかく、2作ですから。

原作を読む機会が限られている海外では制作プロダクション、監督の知名度に左右されやすい。菅野よう子さんクラスはそれだけで評価されますが、やはり監督のネームバリューは大きく影響します。

吹替えれば良い、とは考えていません。やらなくてもいいアニメもあります。ネット配信に絞ると利益は少ないけど、コストは抑えられます。

その一方で、吹替えて、売り方を工夫すれば、確実に上を狙える作品もあります。とらドラ!、あの花は吹替え/字幕でリリースしてほしかった。もったいないです。

パンドラハーツはわりと字幕版が行ける仏語圏で仏語吹替え版がリリース済ですが、NISは未吹替えです。北米のほうが市場が大きいのですが。

今月、吹替えを一切やらないことで質問を受けました。
http://www.animenewsnetwork.com/convention/2012/sakura-con/7

ファンサブ対策ではないそうです。でも、何だか引っかかる。NISが北米でアニメのライセンス販売を始めたのは2010年。映像ソフトの売上げが右肩下がり真っ只中でした。

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