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zoom RSS 中世の地図を再現する

<<   作成日時 : 2012/03/12 07:45   >>

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漫画『ヴィンランド・サガ』で、奴隷になった主人公が働く農場はユトランド半島南部という設定ですね。現在はドイツ領のシュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の中部ですが、1866年にプロイセンに併合されるまで、デンマーク領だった時代が長いです。

主人公が奴隷仲間が森林を切り開いて開拓するところは、緻密な世界を描く幸村誠さんの本領だと思います。今は酪農地帯ですが、なだらかな牧草地帯は近世以降です。中世は森林が多かった。

11世紀、ユトランド半島の付け根の森林には、西スラヴ人も住んでいました。半島の南はエルベ川です。

この一帯は氷河期のあとにできた地形です。沿岸部は砂浜や潟があり、内陸部はモレーン(堆石)、森林、湖沼地帯。この地勢はドイツ北東部からポーランド、リトアニアまで続いています。

11世紀、バルト海沿岸のスラヴ人の生活を支えていたのは琥珀、森林、海、川です。きのこ類や栗、けしの実を食べ、魚を取り、養蜂や放牧を営んでいました。ヴァイキングやドイツ人と交易を行ない、武器も購入していた。

森林を切り開けば、衝突は避けられない。当時、ルーシの地は正教、ポーランドやハンガリーはカトリック。現在のドイツ東部〜ポーランド北部〜バルト海沿岸はキリスト教化に抵抗した地域です。

12世紀初頭、ポーランドがバイエルンからオットー司祭を招き、ポメラニアのキリスト教化は成功。オットー司祭は一度は帰国したものの、ポメラニアに戻り、終生布教に務めました。

現在のドイツ東部がぽつんと「異教の地」になり、1147年、ヴェンド十字軍が始まりました。「ヴェンド」はドイツや北欧で漠然とスラヴを指す言葉です。

十字軍だから、武力です。神聖ローマ帝国は、10世紀にエルベ川以東に進出したものの、スラヴ人が蜂起して、本格的支配に至らなかった。

この地のスラヴ人が2世紀近くに渡って抵抗できたのは、強かったからだと思います。森林や湿地を味方につけただけでなく、交易で買った武器も持っていた。

数十年前とほぼ同じ気候と想定しながら、中世を想像しました。中世の温暖期は10世紀頃に始まり、14世紀頃まで続きました。温暖化が進んだ現代より、わずかに気温が低い程度だったと言われます。

河口や潟は川が土砂を運ぶから、今より少し広いかな、鬱蒼とした森林、木は今とほぼ同じで松やブナ……イメージが難しいです。NHKの『タモリ倶楽部』のようなCGで再現したいところだけど、そんな技術はない。

そういうわけで、ノートに手書きでちまちま地図を描いています。狩猟・採集・漁業・養蜂・牧畜……人口が少なければ、畑がなくても生活できるじゃん、です。

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