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zoom RSS 過剰なナショナリズムを全力で見逃す時

<<   作成日時 : 2012/01/19 23:56   >>

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ベラルーシは自国の歴史を5分半の美しいアニメーションにまとめたけど、外国語の説明が一切なく、史観が少々アレです。ベラルーシの学校ではリトアニアの歴史を自国の歴史として教えるという話も真実味を帯びてくる。

「民族主義が強くて、移民が多いウクライナは、英語で制作したものが絶対ある!」と確信して探しました。ものすごく本格的です。合計およそ4時間の大長編です。

古代〜近世
http://www.youtube.com/watch?v=O6ll32qkeAI

近代〜ポーランド・ソヴィエト戦争まで(5/5の騎馬隊がすごい)
http://www.youtube.com/watch?v=olVe2TLhOd0

リガ条約後〜第二次世界大戦
http://www.youtube.com/watch?v=auTITzRBXNg

第二次世界大戦後〜独立〜最近まで(少数民族を無視)
http://www.youtube.com/watch?v=GHro227H2UQ

半分くらいしか観ていません。長いだけが理由じゃないです。時代が下ると、ナショナリズムがちらちらと…。でも、全体的には中庸だと思います。

カナダのトロント大学とアルバータ大学の研究者が作成したインターネット百科事典は偏っています。読みやすいから、かぶれやすいサイトです。ロシア史とポーランド史の知識を仕入れた後、多少差し引いて読まないと使えない。
http://www.encyclopediaofukraine.com/

トロント大学にはウクライナ史の地域的アプローチの大御所、ポール・ロバート・マゴチがいたのですが…。マゴチの教え子が関わっていたら、バランスが良いはず。ウクライナ側との協力関係とか、いろいろ事情があるのでしょうが。

ウクライナ史は、よく民族主義のバイアスがかかります。現代まで禍根が残っているのは、ウクライナ蜂起軍(UPA)と指導者ステパン・バンデラ。独立を目指す一方、第二次大戦時にポーランド人とユダヤ人を虐殺。独立後のウクライナでは、バンデラは国民の英雄とされています。

17世紀のコサック反乱の時代から、ユダヤ人虐殺が繰り返された地域です。ロシアのユダヤ人迫害をポグロムと言いますね。ポグロムが起きた地域の大半はウクライナです。『屋根の上のバイオリン弾き』の舞台はウクライナです。

ウクライナ蜂起軍の犠牲者の遺族は今も存命です。なのに、スポーツの大会でバンデラの写真を振ったり、名前を付けた大会を開いたり。前身のウクライナ民族主義者組織(OUN)の名称で通すのもどうかと思う。

現在進行形はルシン人問題です。ポーランド、スロヴァキア、ハンガリーなど近隣諸国では少数民族として認めていますが、ウクライナでは「ルシン語はウクライナ語の一方言」と、帝政ロシアの「ウクライナ語?ロシア語の方言だ」に酷似した扱いです。

「ウクライナ」という民族意識は、19世紀後半に生まれました。念願の独立を果たして20年、未だに強いナショナリズムがあまり批判されないのは、刺激したくないからだと思います。ユーラシア連合に加わるのは脅威だから「全力で見逃せ」と。

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